[奈]お城…崩壊…

最初は…面白い先輩だと思ってた…
特に女性恐怖症のところ…（ぁ
でも…この前…凄く落ち込んでたあの出来事で…
頼まれたとは言え…影から守ってくれるって言ってくれた…
この影のボディーガードの任期は…
私が恋人を出来たら終了となる…そういう約束を交わしたけど…
その時から…信頼感を…感じた…
そして…守られるのも…ちょっと嬉しかった…
…自分のことを思ってくれている人達がいるのことは…
何よりの励ましになれるから…

だが…先輩は最初こう言ってた
「俺はアンタのことを友人として思っている、一人の女としては見ていない」とか…
「俺は恋をしない主義だからな」とか…
でも…いつも構ってくれた先輩のことを…
私はいつの間にか…心の中で感謝の気持ち以外の何かが沸いてきました…
凄く仲良く出来そうな友人？…頼れる先輩？
…どれも…ちょっと違うような気がする
それは何なのかは…よく分からない…（恋愛と親愛の区別を今だ掴めないの子）
でも…何だか…離したくない…そのような感じがする…

接する間で…何回も先輩からこう言われた
「俺の「恋をしない」って言うなの城を壊す気か！ｗｗ」とか…；
おかしいですね…変なことした覚えはいないのに；（汗）（ぁ
う～～待て…秘密兵器のは…ちょっと変かな？；（ぇ
でも、困らせるつもりはありませんので…私はこう言いました
「先輩に無理やりとかするのをしません、攻撃命令を出すまでは大人しくするからｗ」
そしたら、「別に出しても構わねぇがｗｗどうせロクなことをしないくせにｗｗｗ」って
でも……そのお城への爆撃許可を…ちゃんと得ましたｗ
何故だろう…許可を得たとき…
何だか…ちょっとわくわくしていた記憶が…

それから…あの日のことになる…
「リンヴィスから言われた、
もうアンタは大分元気になったから、
もう俺のことを自由にして良いってさ…
アンタはもう一人じゃねぇから…
そろそろ俺も去り時だろうが…」って
一人じゃないのは…多分…ウメコのことを言ってたのだろう…
でも…ショック…って言うべきかしら…あの時の心境は…
攻撃許可を出したばっかりで…自ら敵前逃亡？
…だから…せめて離れる前に…
守ってくれたお礼をしなきゃいけないと思って…
ほ、頬に…キスをした…（顔真っ赤

後のことは…おかしくなった…
相手のことを…信頼しているからこそ…私はあんな行動を取ったのだろう…
目を瞑ったまま、じっとしていると…
抱きつけられている感じがした……
先輩のほうも…凄く緊張しているのはよく分かりますけど…じっとしていました。
次は………そ、想像に…お任せします（顔真っ赤で逃走）（ぉぃ

…ちょっと不器用だけど…でも素直で
…照れ屋さんで…最初は私に甘えるのが凄く拒否して…
本当は可愛いのに可愛いって言われるとショックを感じる、お城の主様が…
別の存在へと変わりました……それから…私のことを…受け入れた…
何て言えば良いのだろう…
心が…凄く暖かくなってきたような気がする…
「恋をしない」って言う名のお城が崩壊したけど…
大丈夫…貴方には…まだ…居場所がある…
わ、私が…ここに…居ますから（顔真っ赤で超小声

こんな暴走気味で…腹ペコで…不束者の私ですが…
これからも…よ、よろしく…お願いしますです…
……と、凍季弥…さん（顔真っ赤でぽそり