[奈]代償と…

ここに来てから…３回目の戦争…
少しずつ…日本って物騒な国ですね…
っと思ってたりする今頃です…

作戦は…成功したのは…成功ですが…
土蜘蛛さんの女王さんが倒され…
リリスさんの「ゆりゆり」（？）が逃げちゃいましたし…
しばらく大人しくするって手紙で書いてありましたが…
保障が…どこにあるのでしょう…
と言いながら…コマンダーさんところでの話し合いで決めた「不殺」…
従ったのは何人いたのでしょう…
毎ターンで帰ってきた戦果報告の中で…ずっとずっと見てきたのは…
「崩れ落ちた体」…「息を引き止めた」…
次から次へと…死のメッセージが雪崩込んでくる…
私たちに残る手段はもう…相手を殺すしか出来ないのでしょうか…
もしそうでしたら…それはあんまりにも無力だと思いました…
このようなことをしてから尚も…自分が正義だと名乗る自信は…
私には持ち合わせていません…（遠い目
守ることは…力押しで達成してしまうと…
またどこかで…違った意味を持つような気がするです…

初めて…戦争で重傷を負いました……
めでたしめでたしの初体験じゃありませんね…本当に…
マルメロとの怪我しちゃ駄目の約束…守れなかったし…（黄昏
アカネと一緒にじゃなかったら…きっと…
もっと大変な目に遭ったのでしょう…（遠い目

でも…体の痛みより…
心が痛む人がもっともっと…
沢山いるのがよく分かるです…
たとえ自分が力不足だとしても…
たとえ自分があの場に居ても
あんまり役に立てないかもしれませんけど…
力にならなかったことに…心の中で残っているのは…
自分への非難と後悔だけ…

前回の救出作戦に比べると…
今回…両方の信念や行動原理を…全く掴めないの私にとって…
果たして…何のために戦ってきたのでしょう…
命の奪い合いを見てきて…何も出来なかった私にとっては…
…多分…アカネのことを守れたのは…
私の唯一つの正義だとしか…言えません…

…この学校の行動原理に…何故か少しだけ…戸惑い始めました…。

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黙祷…
白いご飯と…線香一本を立てて…
部屋の中で立ち尽くした…
正直…先輩のことは…私はあんまり知らなかった…
だけど…胸元のどこかが…ずんずんっと…
痛がっているのが…何故か今でも伝わってくるです…

このことで悲しんだ人たちに…元気出してなど…とても言えません…
先輩が…犠牲にするまで…伝えたかったことが…
少しだけ…わかってきたような気がするです…
だから…ここで…祈り続けるです…
安らかな眠りが…訪れますように…っと…
私にできることは…多分…これしか…